経済産業省が公表した「未来人材ビジョン」のリポートが、SNSを中心に話題になっています。
今の日本のリアルな姿を、世界各国と比較しながら見ることができます。
興味がある方は、ぜひ一読されることをおすすめします。
未来人材ビジョン
未来人材ビジョンのデータからは、日本の危機的な状況が浮き彫りになっています。
- 日本企業の従業員エンゲージメントは、世界全体でみて最低水準にある
- 「現在の勤務先で働き続けたい」と考える人は少ない
- 「転職や起業」の意向を持つ人も少ない
- 日本起業の部長の年収は、タイよりも低い
- 「転職が賃金増加につながらない」傾向が強い
- 企業は人に投資せず、個人も学ばない
- 日本の人材の競争力は下がっている
- 海外に留学する日本人の数は減っている
- 海外で働きたいと思わない新入社員が増えている
- 役員・管理職に占める女性比率が低い
- 日本の国際競争力は、この30年間で1位から31位に落ちた
などといったネガティブな内容ばかり。
要約すると、「日本人は仕事に満足していない一方で転職・起業意欲は低く、休日の自己啓発をほとんど行っていない」
となり、危機的な状況といえます。
日本企業の従業員エンゲージメントは、世界平均の4分の1しかないのです。
この状態で今後の世界との経済競争に勝てるでしょうか。
とても不安が残ります。